2023年4月6日木曜日

2023年度に行われる企画展

少年刑務所の歴史

期間:2023/5/1 - 2023/9/30 まで
会場:監獄歴史館 1 階
国内には網走刑務所のような、通常の刑務所の他に6つの少年刑務所が設けられています。しかし一 般には通常の刑務所との違いは知られておらず、少年院などと思い違いする人もいるでしょう。

この企画展では、明治の少年監獄から現代の少年刑務所までの少年・青年への行刑を展示します。その所内生活や、通常の刑務所以上に気を配られた教育や職業訓練の他、更生を目指す彼らが製作し人気を博している刑務作業製品の紹介も行います。

二見桜並木観桜会

期間:2023/5/6
中央道路の跡地には、開削で犠牲になった囚人・ 職員の魂を慰め、その事蹟を忘れないようにと大正 の始めに桜の植樹が行われました。刑務所の敷地内 であるため普段は入ることは出来ませんが、この日 限定で許可をいただき公開します。

重要文化材強化月間 博物館友の会ボランティアによる重要文化材イベント

期間:2023/10/22 10:00より
会場:博物館内 二見ヶ岡農場
重要文化材建造物を維持し、来館者の皆さんにきれいな状態でご覧になっていただくため、当館の友の会ボランティアで建物内の清掃を行います。
かつて刑務所で食べられていた「でんぷん豆団子」も振る舞います。

典獄の仕事

期間:2023/11/1 - 2024/2/29
会場:監獄歴史館 1 階

普段耳にしない「典獄」とは、現在の刑務所長に当たります。彼らは監獄の最高責任者として管理運営を行い、施設・処遇の向上に尽くしました。さらには諸制度の発展段階にあった北海道集治監時代には、警察署長など地域の重要な役割も担っています。

この企画展では典獄という職と著名な典獄にスポットを当てます。監獄とその地域の発展・安寧に果たした役割を紹介し、また典獄の残した遺物などを紹介することで、受刑者に焦点を当てた展示とは別の視点から、監獄の様子が見えてくるはずです。

2023年4月3日月曜日

体験講座(開催日順)

体験講座
当館は「行刑史・行刑建築」をテーマとした「野外」博物館 として、刑務所生活や刑務作業、行刑建築と自然豊かな網走市域の特色を、モノ作りを通じて理解するための市民向け講座を開催しています。 行刑や自然への興味・関心のある方、新たな趣味を見つけたい方の参加をお待ちしています。

2023年度の予定

6月18日(日)モザイクタイルコースターを作ろう
刑務所では刑務作業として様々な日用品や生活雑貨を製作しているほか、自身で作るキットも作っています。そのようなキットを使って、建物に使う「しっくい」について学びながらコースターを作ります。

7月30日(日)マガジンラックを作ろう
昔の刑務所では、自分たちが暮らす建物や使う道具を自分たちで作っていました。ノコギリやカナヅチを使って本を置くための小さな棚を作ってみましょう。夏休みの工作にもどうぞ。

9月10日(日)麦わらのヒンメリを作ろう
豊かな大地に恵まれた網走市域では麦の栽培も盛んです。市内で収穫された麦わらを使って、ゆらゆらと揺れる北欧の飾り・ヒンメリを作ってみましょう。

10月1日(日)革のキーリングを作ろう
刑務作業では財布や鞄、ベルトなど、様々な革製品を作っている刑務所もあります。今回は初心者向けの始めの一歩として、革のキーリングを作ってみましょう。

11月12日(日)クルミ染めのエプロンを作ろう
網走国定公園である天都山中腹に位置する当館では、様々な植物・木の実が見られます。今回はその中でも多く目にするクルミを使ってエプロンを染めます。どんな色に、どんな模様になるのでしょうか。

12月3日(日)水引で正月飾りを作ろう
正月に玄関や神棚に飾るしめ飾り。そこには縁起物として水引の鶴や亀があしらわれていることも多いでしょう。今回は水引を使ってしめ縄を始めとする正月飾りを作ってみましょう。

お申し込み方法
参加を希望される方は博物館網走監獄まで事前に電話でお申し込みください。
定員のある講座については、定員になり次第締め切らせていただきます。
ご不明な点がございましたら当館までお問合せください。